ーガチャ
辺りが暗くなった頃
コンビニ袋を提げた
降谷 恭斗がリビングの扉を開けた。
恭斗「お前、何でいんだよ?」
絆「お前にこれを持ってきた。
お父さんも2階で待ってる。
3人で食べるぞ。」
恭斗「あの人に何言った?」
絆「お前が今回のテスト
やる気を出さなかったと言った。」
恭斗「余計な事言ってんじゃねぇよ!
もう俺の事は放っておけよ!」
降谷 恭斗は父親の話をすると
いつも怒る。その気持ちは分かる。
触れられたくない傷を
抉られると誰だって怒りたくなる。
絆「お前は本当に勝手な奴だな。
私の事は放っておかなかったくせに
自分だけ逃げるな。私は
元のお前に戻って欲しい。」