絆「弁護士になりたい。医者になりたい。
教師になりたい。美容師になりたい。
アイドルになりたい。
それってそんなに大切な事なのか?」

恭斗「夢がなきゃ何のために生きてるか
分かんねぇだろ。夢も目標もない
人生に何の価値があるんだよ。」

生きている事こそ価値があるのに。

絆「大きな目標じゃなくても
いいんじゃないか?」

恭斗「は?」

絆「父親の敷いたレールを歩む人生。
そうやって、世間は揶揄する。
医者の子供は医者に。
弁護士の子供は弁護士。
所詮、親の七光りじゃないかって
周りは言うけど、違うと思う。」

恭斗「どう考えても七光りだろ。」