祓川 純。はらいかわじゅん、というのが、名前でした。







最初は男の子だと思っていましたが、どうやら先生の話を聞いたところ女の子のようです。




はっきりと言うと、思春期の女の子の扱いは難しいもので。




以前僕は違う学校のカウンセラーをしていたのですが、そこが少し荒れていたので、誰に対しても反抗的な子が多くて少し苦労しました。


というのも、僕に対して反抗的になる子がいるのはもちろん、そんな子に限って僕の前で本音を言ってくれる子もいるのです。





僕はたまにそれをどう受け止めていいか、悩むところがありました。