『まあ智香様は認めないけど。
あんなぶりっこで
男たらっしい奴。』





智香が腕を組んで
眉間にしわを寄せ
そう言う…。









中身…おっさんじゃん。

(しかも智香様って…)




そう。
中身の半分くらいが
おっさんを占めている彼女


飯島 智香


あたしの
小さい頃からの親友で
厳しいけれど
頼りになるアネゴ系。


いまは3つ離れた
遠いクラスだが
よく遊びにくる。


というよりも
毒を吐きにくる…?








「そ…そんなことないって。
優しい所もあるんだからっ!」





あたしが何とか
愛奈をカバーすると
智香のおっさん口がまた開く。




『大体あの愛奈ぁ?だっけ。
どんだけスカート
短いんかってはーなーしっ!
汚ねえパンツ
そんなに見せたい訳?』






うわ…
これまた下品な
おっさん発言。






『智香ちゃん…
中身…おっさんだね。』




あたしの言いたいことを
あっさりと
言ってしまった彼女


森 ほのか


去年同クラになり
初めて仲良くなった
私達は今年も
同クラになって

今では
何をするにも一緒という仲。




ほわわかとした
可愛らしい顔とは裏腹に
結構本音を
ずばずばと言ってくる。


こちらも少々
おっさん混じりだ…。






*