こんなのずるいよ。匠海が居ないなんて…
私、無理だよ。
また涙が止まらなくなる。

「匠海…会いたいよ、戻ってきてよ」
そう言うと桜を乗せた風が勢い良く吹いてきた。
匠海だ!匠海!いるの!?
風が反応してくる。



私幸せになれるかな?
いつまでも私の心の中にずっと匠海がいる。

大好きだよ。匠海。





[完]