『じゃぁ、行ってくる。』 『行ってらっしゃい。』 俺は、早瀬冬哉(ハヤセトウヤ)。 家から徒歩15分ほどの高校に通う何の変哲もない普通の高校2年生。 得意な科目は体育と現代文。 まぁ、そんな事はどうでも良いのだが、兎に角、道端に生えてる蒲公英や筑紫、少し頑張って白粉花くらいどこでもいる平凡な青年君子である。 まるで、我が輩は猫であるである。 .