『ん?』 声がしたほうへ振り向くと、魔法の杖のようなものをもった女の子が立っていた。 俺と同じくらいの歳だろうか、どこかで見たことのある顔だ… 『あれ…。』 ふと思ったのだが、彼女の後ろに足のない人影が立っている。 黒装束で、まるで魔女みたいだが、アレが幽霊というものか。 なかなかハッキリと見えるものなのだな… 実におもしろい。 .