「ひっ…うぅ…やだよ…もう一回話したい…」

ひたすら泣き続けた。

このチャイム何回目かな?

今は何時間目?

今日は半日授業だから…もう下校の時間かな?

ーードンドンドンッ!

屋上のドアが叩かれて背中に響く。

「高橋さん!ここにいるんだろ!?
開けろ!!」

「中…中村くん…?」

どうして…どうして私に構うの?

「とにかく開けろ!!おい!」

私は立ち上がり扉を開けた。