「トラウマ...とでも言ったら良いのかな」
気にかけて心配してくれるのが嬉しい

でも、全てをさらけ出せないのはやっぱり自分で線を引いてるんだろう

莉「そっか」
これ以上は聞かずに頭を撫でてくれる

「燈也くんとリオくんって昔からの幼なじみですよね?」
莉「そうよ、今もね。小さい頃は二人して私の後を着いてきてたっけ」

クスクスと以前のことを思い出して笑う莉桜ちゃん

莉「でも、喧嘩は昔からよくしてたわよ。理苑が適当な感じで燈也がいつも熱くなってね」
私を安心させるためにそんな話をしてくれてるのかな

「意外と燈也くんは怒りっぽいんですね」
クスッと笑みがこぼれる

あんな優しい感じなのに熱くなるんだ