「どうしてなの?二人は幼馴染みで仲良しなんじゃ無かったの?」

ポツリと呟いた声に意外にも反応したのは燈也くんで
燈「ごめん。仲が悪い訳じゃないんだ」
切なそうに言うと部屋を出ようとする

理「喧嘩じゃなくて話なら聞いてやるけど?」
大丈夫と言うように私の頭を撫でると燈也くんの方を向く

莉「そうね。すれ違いは時間と一緒に増していくんだし、話してきたら?私ここに居るから」
クスッと笑って二人に出るように促す

燈也くんも納得したのかリオくんの後をついて部屋から出る

「ごめんなさい」
莉「どうして謝るの?」
「私のせいで...」

莉「ななちゃんのせいじゃ無いわよ。どうしてそんなに人との関わりを恐れてるの?」