良いのよなんて微笑んで部屋から出ていく

やっぱり綺麗

お父さんやお母さんもきっと美形なんだろうな
なんて、会うことはないと思うけど

コンコンッ
理「入るぞ」
少し元気のないリオくんが部屋に来る

理「悪かったな...」
「へ?」
何に対しての謝罪か分からず変な声が出る

理「さっきのこと。落ち着いていられなくて悪かったな」
切なそうな表情をして頭を撫でる手は優しすぎる

「どうして謝るの?私の方こそごめんね。お世話になっちゃって」
謝られることなんて何もない
寧ろ私の方が申し訳ない気分

理「叶わねぇな」
フッと笑う顔があまりに儚くて見つめてしまう

少しの時間二人の間に沈黙が流れる
ピーンポーン