莉桜ちゃんが静かにリオくんを制す

理「ヒビが入ってっから泊まれ。お母さんには俺から謝っておくから」
静かに言うと部屋から出ていったリオくん

私はその後ろ姿を見つめる

莉「ごめんね、振り回しちゃって」
「ヒビって言うのは?」
莉「結構強打したんでしょ?背骨数ヶ所ヒビが入ってて痣も酷いわよ」

莉桜ちゃんの言葉に耳を疑う

「もしかしてそれでリオくんは責任感じてるんですか?」
莉「うーん、責任もそうかもだけど心配なのよ」
莉桜ちゃんは私達の事を知らないのかな?

なんて思ってると
莉「知ってるわよ」
まるで心を読んだかのように

莉「あなた達が好き同士で付き合いだしたんじゃないってことは理苑から聞いてる」