.
.
月曜日はあっという間にやってきた。
陸人と一緒に登校して、
案の定、朝から注目の的。
でも2人で歩いたおかげで、直接文句を言ってくるような人はいなかった。
「ありがとう、またね」
教室まで送ってくれた陸人にお礼を言って、自分の席についた。
教室の中はざわざわと騒がしい。
私を見てコソコソ話してるクラスメイトもいるにはいるけど、ほとんどの人が、1つの机に集まって、何かを食い入るように見つめていた。
なんだろう、と思っていたところに、鈴ちゃんが現れる。
「利奈〜おはよっ」
「あっ、おはよ」
「ねえ〜これ見たあ?みんなが騒いでるやつ〜」
そう言って鈴ちゃんが机の上に広げたのは、1冊の雑誌。