そう言って、松島くんは私のブラウスを

両手で脱がした。正確には破かれた。

私の耳にはボタンが弾けた音がし、

私は上半身は下着だけの姿になって

しまった。

「センパイ、もう分かったかな?何するか
あれ?泣いちゃった?かわいそうに」

松島くんの声を聞くたび体が震えて

涙が出てきた。そんな私を気にせず

スカートのホックに手をかけてきた。

「嫌!いやだ!翔助けて!翔…」

私は必死に足で松島くんの体を蹴り

翔の名前を叫んだ。