だが、以前シュールにいた子がたくさんいたことで、みんな、栗原先生を囲んでちょっとした同窓会気分になった。



同じ店にいた女の子同士は、ライバルでもあったが、苦労をともにした仲間でもある。



また、自分を指名してくれたお客さんは、ある意味、自分達を養ってくれていた人だ。



ユウキは、横から眺めていると、なぜかみんなが家族のように見えた。



それは、ユウキにとっては本当に不思議な感覚だった。



今にリカが化粧室から戻ってくるような気がした。