案の定、ユウキの恐れていた通り、ミーティングでは、細川先生の雷が落ちた。



ユウキが自分の判断で、自分の班から離れたこと。



携帯電話で連絡が取れる位置で、連絡を取らなかったことなどなど。



細川先生の言うとおりで、ミヒロが腹痛をうったえたとき、たしかにもう少し全体に待ってもらうか、班で行動した方がよかったと反省した。



携帯電話の電波を確認したのも、ミヒロと二人になってから一回だけだった。



しかも、町の近くまで来たときに、一度は、二人の無事を携帯電話で連絡した方が良かった。



細川先生に言わせると、「学生の安全がまず第一なんだから、こういうときは絶対に自分の判断だけで無理をしてはダメ」。



おっしゃる通りだった。