しばらくして、教員スタッフの食事も終わり、ショウとユウキだけがテーブルに残って、他の先生とコウスケは、自分たちの部屋へ戻っていった。



教員スタッフが使用していたテーブルの横では、例の女の子三人組がちょうど食事を始めている。



ミヒロとミクと、ユリだ。



ユリは、4班に所属していて、コウスケが面倒を見ている。



学部は、もちろんミヒロやミクと同じ文学部だ。



ユリは、ミヒロやミクと違って、ちょっと大人っぽい美人系で、色気もある。



声がハスキーで、シモネタも大好き。



キャバ嬢にいそうなタイプかも。



ユウキがお茶を飲んでいると、ショウが横から話しかけてきた。



「センセー、今日午前中、ミクといっしょでしたけど、いやー、あの子、ガード堅そうっすよ。僕には全然脈なしって感じなんで、あきらめます」。



「へぇ~、そうなんだ。でも、性格はよさそうだけどね。たしかに芯は強いかも?」。