昼は、一度宿泊施設に戻って、昼食をとる。



食堂は、バイキング形式となっていて、決められた時間内であれば、好きなときに食事をしてよい。



教員とティーチング・アシスタントのスタッフ5名は、いつも細川先生の先導で真っ先に食堂へと向かう。



食堂に着くと、5人は、自分の好きなものを皿に取り、同じテーブルに集まって、午前中の状況報告と午後の予定などを確認しながら、昼食を食べ始めた。



午前中は、とくに問題はなく、午後は、予定通り、河川調査の班と森林調査の班を逆にして、実習を行うことにした。



ユウキたちの班は、午後は、森林調査を担当する。



ところで、細川先生は、食べるのも早い。



食事の時間も、一分一秒、無駄にしないといった感じだ。



「年上は少しくらいルーズな方が、若手は気楽でいいのに」と思うことも多い。



細川先生は、警察とか軍隊に向いてそうだ。



そう「鬼軍曹」。