俺は、固まっていた。
あの人とぶつかった時、何故か体に衝動が走った。
別に俺は病気をもっている訳じゃない。いたって健康だ。かと言って、相手が何かした訳でもない。
ぶつかったのは女の子だったし、ちっちゃくてあっちの方がぶつかった時、よろめいていた。
なのに、……なんでだ?……何だか無性に暑い……。
「おい、どうした?ユウ?」
「ん……なにが?」
友人のウサギが話しかけてくれたおかげで、やっと動き出すことができた……。が、ウサギは、思いがけないことを言い出した。
「お前、めっちゃ顔赤いぞ」
「は……」
赤い?顔が?
「え、どしたの?ユウ。」
後ろに隠れていたカノまで俺の顔をうかがってきた。
「なんでもない……」
「なんでもないで、顔赤くなるかよ」
「そだよー、熱でもあるんじゃない?保健室行ってきなー」
「いや、いいよ」
この感じは、知ってんだよ。多分、あの時と一緒だ。
「でもさぁ……」
「大丈夫」
(いろんな意味でね……)
あの人とぶつかった時、何故か体に衝動が走った。
別に俺は病気をもっている訳じゃない。いたって健康だ。かと言って、相手が何かした訳でもない。
ぶつかったのは女の子だったし、ちっちゃくてあっちの方がぶつかった時、よろめいていた。
なのに、……なんでだ?……何だか無性に暑い……。
「おい、どうした?ユウ?」
「ん……なにが?」
友人のウサギが話しかけてくれたおかげで、やっと動き出すことができた……。が、ウサギは、思いがけないことを言い出した。
「お前、めっちゃ顔赤いぞ」
「は……」
赤い?顔が?
「え、どしたの?ユウ。」
後ろに隠れていたカノまで俺の顔をうかがってきた。
「なんでもない……」
「なんでもないで、顔赤くなるかよ」
「そだよー、熱でもあるんじゃない?保健室行ってきなー」
「いや、いいよ」
この感じは、知ってんだよ。多分、あの時と一緒だ。
「でもさぁ……」
「大丈夫」
(いろんな意味でね……)