その返答はある意味間違ってはいないと思うし、まさか具体的な友達内容まで言えるわけない。


「友達ね……」


と、疑いの眼差しを向ける高輪マネージャーに、


「はい。友達です」


そう、更に声を強める。


「その割には、友達に対してあんな艶っぽい声を出すんだ?」

「なっ……」

「結構、激しいんだね」

「そんなわけないですっ!ここは結構、壁が厚いですし、昨日はそんなに激しくは―…」


そこまでムキに言葉を放つと、


「―…っ!」


ハッとして、口を覆う間抜けな私―…

そんな私を冷めた眼差しで見た後、


「なるほど。そういう意味での友達ね」


クッと、口角を上げて笑う高輪マネージャー。