経緯はどうであれ、一晩一緒に過ごして、高輪マネージャーの車で朝食の材料を買いにスーパーに行くなんて―…

何だか恋人同士みたい。

誰かと一緒に朝食だなんて、もうどの位ぶりなんだろう。

まさか、その相手が“あの”高輪マネージャーだなんて信じられない。

でも、

嫌じゃない。

昨日、やっと凌一との関係を絶って、今度はちゃんとした恋がしたいって思った。

ウェディングフェアで出会った、あのカップルの様に素敵な関係を今度は築きたい。


愛し愛される恋愛をしたい―…って、思った。

そう思うと同時に、私の心の中で大きくなっていく高輪マネージャーの存在。