社長と何か会話をしながら、煌びやかなフロアを歩く高輪マネージャー。
うっ、
何だか、物凄くマブシク感じる。
まるで、朝日を受けて輝く美しい水面のよう……
とか、芸術的(?)な例えを心に浮かべていると、
こちら側の視線に気が付いたようで、神崎マネージャー目線で頭を下げる高輪マネージャー。
だけど、
次の瞬間―…
「―…」
私と高輪マネージャーの視線があった。
しかも、
じっと私を見ている。
気のせい……なんかじゃないよね?
神崎マネージャーに目線をやっていた時は柔らかい表情だったのに、私と目があった途端、表情がクールに戻った気がする。
でも、そんな事を思ったと同時に、
「っ」
ニコリと、微かに微笑んだ高輪マネージャーを見て……
ヤ、
バイ―…
今、ちょっと自分の胸が高鳴った。