おそるおそる、隣りを見れば、


「・・・・・・」


二日酔いの上、寝起き早々パニック状態の頭に更に衝撃の現実が……

だって、私が目覚めたベッドの上にいる、もう一人の人物は、紛れも無く、


“高輪マネージャー”


だから。

ホント、いっつもいっつもいきなり現れるけど、まさかこんな登場の仕方ってないでしょ~…っ!?

あぁぁっ、と、頭を抱える私。

その上、どうやら高輪マネージャーの上半身は裸のようだし、

何と、私も下着姿という、今さら気付いたとんでもない状況。

この状況が意味することは、“下着まで脱いだ”ってことか、“一度、脱いで、また着た”ってことなのか、どっちなのか……

これで、高輪マネージャーのシーツで隠れている部分全てが裸だったら、ほぼ後者で決まりだ。

っていうか、

あれほど凌一との事で、“身体だけの関係はもうダメ”って決意して、ちゃんとピリオドまで打ったばかりなのに、何してんの?自分っ!?