ニュージーランド最大の街、オークランド。私が成り行きで選んだ留学先。半年前、成り行きで留学斡旋会社のコースに申し込み、オークランド国際空港に降り立ったこの日、ガイドみたいな現地社員がお出迎えに来ている。留学というより、いつもの海外旅行の延長みたいな気分だ。同じ飛行機から降りてきた乗客の中には、同じ斡旋会社に申し込んだ日本人の女の子が数人乗り合わせていたようだった。どの子もこの日から始まる「なんか新しい自分」に期待しているようでもあり、「同期」となる日本人仲間からはずれないよう、必死の自己アピールをしているようでもあった。
渡航先であちこち語学学校を見て回るのが面倒だった私は、オークランド工科大学(AUT)の付属学校で学ぶことを決めていた。期間は6ヶ月間。英語を聞きかじり、おままごとみたいな一人暮らしができればそれでいいとだけ思っていた。初めの2ヶ月間は斡旋会社が用意したホームステイでの生活となる。
現地オフィスでの簡単な説明会のあと、ホストファミリーのもとへ送られる。私のファミリーには、年端もいかない子供が5人いた。そのうち2人は2卵生双生児。つまり、ホストファミリーにとって留学生は、家賃収入源兼ベビーシッターというわけだ。実はこういったケースは少なくないらしい。留学生受け入れに積極的なニュージーランドでは、シングルマザーや子供の多い家庭でホームステイを受け入れていることはよくある。
渡航先であちこち語学学校を見て回るのが面倒だった私は、オークランド工科大学(AUT)の付属学校で学ぶことを決めていた。期間は6ヶ月間。英語を聞きかじり、おままごとみたいな一人暮らしができればそれでいいとだけ思っていた。初めの2ヶ月間は斡旋会社が用意したホームステイでの生活となる。
現地オフィスでの簡単な説明会のあと、ホストファミリーのもとへ送られる。私のファミリーには、年端もいかない子供が5人いた。そのうち2人は2卵生双生児。つまり、ホストファミリーにとって留学生は、家賃収入源兼ベビーシッターというわけだ。実はこういったケースは少なくないらしい。留学生受け入れに積極的なニュージーランドでは、シングルマザーや子供の多い家庭でホームステイを受け入れていることはよくある。