朝、目がさめるとリビングでジュージューと音がする。

「………??」

不思議に思いリビングを覗きに行く。


「あ、夏帆嬢起きた?もう作れるからー」

待ってて、と金髪の髪を揺らした王子。

…いや、王子こと庵治さん。


「俺待ちくたびれた〜」

リビングに備え付けられている椅子に腰をかけ、足をバタバタさせる幼稚園児。

…じゃなかった、安西先輩。

龍太さんと安浦のいとこ。