とまあこんな感じで、今、俺らの目の前には大量の媚薬が入ってるココアが置かれてる。






一応説明したよ?オブラートに包みまくって
“飲むとちょっと変な気持ちになっちゃう薬”って。







「1人で飲む?」って聞いてみたら




「…怖いから優も一緒に飲んで?」って。






まじかよ…って思ったけど可愛い彼女のためなら仕方がない。






優「1つ言っとくけど…どうなっても知らないからね?」






あ「優も一緒だから大丈夫」








いや、俺がいるから危ないんだけど。






何かと心配だけど、ココアが冷めちゃうからスタート。




ココアをスプーンでそっとすくって、少しふーふーして、ゆっくりとあかりの口元へ持っていく。
ふーふーするのは、火傷しちゃうと困るから。









優「はい、あーん」






ゆっくりと閉じていく彼女の唇を見て、すぐにでもキスしたくなってしまう俺。…今からこんなんで大丈夫なんだろうか、…この先持つのか既に心配になってくる。笑










あ「ん、普通に美味しいココア〜…こんなので変な気持ちになんかなるの〜?」
















…そんな事言ってられるのはいつまでだろうね。あかり。









あ「次は優の番。はい、あーん…」