俺の彼女はいつも撫でてくれる。
そんでもって、
大好きと言って、
かわいい笑顔で抱きしめてくる。
俺の幼馴染で、かわいい彼女だ。
俺にとって、
とんでもない心臓破壊兵器だ。
そんな彼女が、
男を家に連れてきた。
「響ー?響くーん?」
彼女が、笑顔で俺を手招きする。
俺はその男が気に入らなくて知らんふりをして隠れる。
「も〜そんなとこ入って〜
警戒しなくて大丈夫だから、
ね、響?」
かわいい顔でお願いしてくる。
俺は仕方なくその男の前に座る。
「はい、自己紹介ね。
こっちが響で、
こっちが颯!
新しい子よ!仲良くしてね二人とも!」
はぁ、
彼女は男を手玉に取るのが上手いらしい。
俺と彼女との暮らしの中に、
颯も加えて生活が始まった。
俺達男は、
彼女の猫じゃらしに食いつく他なかった。