理解が追いつかず、首をかしげる。



「水色の金平糖が好きって言ったのも、芹中碧海には水と関係してるから、水色とか言いました……」



「ど、どういう……?」



なにそれ。 なにそれ。



ニヤニヤがとまんなくなっちゃうんだけど。 やめてよ。



「……えっと……芹中が、好きだから昨日声をかけたし、好きだから共通点あるよってアピールしようと思って“金平糖大好き”とか言いました」



好き……って、そういう好き?



恋愛感情なの? それとも、友だちになりましょう?



「……俺、いま、めっちゃめちゃかっこ悪いの知ってる。



でも、俺……芹中が好きです。



付き合ってください」