「で、でも、だとしても私のこと馬鹿にしたのに変わりはないよね?とにかく、私恥ずかしかったんだから…謝ってよ!」

怒る私に、漣瀬君は呆れたように笑った。

「はいはいすいませんブーハオイースッ!」

「え?…さ、最後の…なんて?」

「ごめん…だよ。…ったく簡単なフレーズくらい覚えろよ。今日の授業でやっただろ。」

漣瀬君に言われて、
そうだっけ?
と、思い出そうとする私。
すると突然、私の頭に漣瀬君の大きな手がそっと置かれた。