「守に話は聞いています。」

「じゃぁ!

「あなた方に渡す武器はありません。お引き取り下さい。」

「な、何でですか!?」

「ここにある物は全て私が大切に保管してきたものです。それを貴女方のような人達に使われたくない。さぁ、店から出ていって下さい。」


「あんたは売るのが仕事なんでしょ!!あの会長に聞いてるなら尚更よ!!勝手に武器は貰って行くから!!」
未夜は近くの棚にあった弓に手をかけた。

バチン――――――ッ
弓から火花が散り未夜の手から血が流れる。
「いっ――!?」

「未夜!!大丈夫!?」

平気。そう小さく呟いた後、未夜は長身の男を睨み付けた。