「咲桜。来たぞ。」

「あ!優希くん!」

最近、彼女は、よく笑うようになった。

「今日、学校どうだった??」

毎日、病室に行っては、俺に、今日あったことを聞いてくる。

「隼人がな、騒ぎすぎて説教されてたよ」

「隼人くんばかだね」

俺が話すことに、笑顔で頷きながら話を聞いてくれる彼女は、

とても綺麗だった。