俺は、毎日、気になって仕方がなかった。

だから、ある日。職員室に行った。

「失礼します。1-Aの土中優希です
塩田先生いらっしゃいますか?」

「あぁ。土中。どうした。」

「あの、田代咲桜さんのことが気になって」

「あぁ。あいつからは、口止めされてるんだ。
すまないな。」

「そこをなんとか!」

俺は、必死に頭を下げ続けた。

なんで、たった、1回しか話したことないクラスメイトのために

ここまで頭を下げているのかわからなかった。

だが、俺は、今聞いておかないと、田代咲桜 という人物が

消えてしまいそうで怖かった。

だから、必死に頭を下げた。

「わかった。詳しいことは言えないから
南大第二病院の201号室に行ってこい。
俺が教えられるのは、ここまでだ。後は、本人にきけ。」

「ありがとうございます!!」

俺は、田代咲桜 にあうため、南大第二病院に走った。