綾「翔、怒ってたか?」


当たり前じゃん


雅「当たり前。私達から離れた綾に
怒ってたよ。」


そう、いつだって私と翔は綾を待ってた
私は綾をただただ求め続けた


綾「謝んねぁとな」

雅「うん、翔なら許してくれるよ」

綾「やっぱ雅は雅だな、どこまでも優しい」


大切な存在だから突き放せない
嫌いになれない

雅「あんまり意味がわかんない」

綾「相変わらず馬鹿なところは治ってねぇな」
フッと笑う綾


それ大分失礼じゃない?
1、2週間で馬鹿が治るわけないじゃん


雅「綾が側にいてくれるなら
馬鹿にでもなるよ」

綾「それ以上バカにはなるな笑」

とケラケラ笑う綾



その笑顔が私はずっと見たかった