―――――――――


AM7:00ちょうど。





ジリリリリリリ……!



「うー………」






カチッ。



アナログタイプのめっちゃうっさい目覚まし時計を止める。



今の技術の進歩したハイテクノロジーの時代に昭和漂う目覚まし時計を未だに使ってんのもどうかと思うが、あたしはこれじゃなきゃ起きれない。



むしろ、



『ピピピピピ』


とか言うものっそい生ぬるい電子音で起きれる人間がスゴい。



よく耳に入ってきますね、みたいな。




携帯のアラーム機能で起きる人もいるみたいだけど、あたしは基本携帯だのメカは信用していないので使わない。


特に携帯とか最も信用してないし。


アラームとかもしかしたら鳴らないんじゃ…ッていう裏切られる恐怖心から絶対使わない。



アナログがイチバンなんだよなー。







「…………………あ。」



布団に潜り込み二度寝の体勢に入った瞬間、あたしは思い出した。





「やっべ…ひとり暮らししてんだっけ。」





いつもは二度寝してもギリギリのところでママが起こしてくれてたけど、これからは自分でちゃんと起きなきゃいけないのかー…







めんどくせー!