女の子は僕の様子を伺うようにして言った。




いやいやいや、


それコッチのセリフだから!



てゆーか待って、


ホントどういうこと!?


なんで部屋に入ってんの!?


どうやって入ったの!?


鍵は!?




わかんないことだらけなんですけど…




僕はモサッとした髪の毛をまたクシャッと手でかいた。(たぶん髪の毛触るのクセ)




「えっと…………ここ…僕の家なんですけど…。」




僕はオドオドしながらもココは俺んちだ!ってことをアピールするように答えた。







「は……………は!?」




僕の言葉に女の子は眉間にシワを寄せた。




ヒィーッ!
なにこの人!
めっちゃ怖いじゃん!怒んないでよ!





「いや…だから…ここは、僕の家なんですけど……てゆーか、誰ですか?」




そうだよ、


てゆーか誰だよ!



知らないし!
見たことないし!



誰だしっ!





相変わらず心臓はバクバクしている。




「え…いや、そーゆーアンタも誰。」