今まで海外で過ごしていた私はわざわざ日本の高校に通うつもりはなかったが”あの人”が高校には行くものだとしつこく言うものなので一週間前に日本に帰ってきた


私が行く高校はガラが悪い人たちが集まるいわゆる不良校というもので本当はもっと良い高校に通いたかったが途中入学できる高校はそこしかなかったのでやむを得なくそこを選んだ


気だるい体を起こしてクローゼットの前に行く


ドアを開くとそこには真新しい制服がかけられていてそれを身につける


赤色のチェックのスカートにグレーのセーター紺色のブレザー


それらを身につけ鏡の前に立つ