リュウトのお母さんもケータイのことで困ってる。
今まで不便とか思わなかったのになぁ。
やっぱり、仲間が友達が出来れば必要なものなんだ。
用意が出来て施設から出れば。
「千夏ちゃーん!おはよー!」
すぐ、晴香が抱きついきて少し後ろに倒れそうになるもなんとか堪えた。
「お、おはよ晴香。朝から元気だね」
「そりゃあもう!だって、千夏ちゃんと一緒に行けるんだもん!」
そっか。
晴香も一緒に倉庫に行くんだ。
まあ、そうじゃなかったらここには来てないか。
「チーちゃん!皆も気をつけるのよ!」
リュウトのお母さんが笑顔で手を振ってお見送りをしてくれる。