「じゃあ、そこなら安心だな!」
「で、でもちょっと待って!千夏ちゃんの親には何て言うつもりなの?急にいなくなって警察事にされたら!」
「警察事にされて困るのは向こうでお袋じゃねぇよ」
「確かにそうだけど………」
てか、何本人無視さて話進めてんのよ。
「あのさ、悪いけど勝手に決めでもらえる?私にはちゃんと帰る家があ……」
「どこにだ」
「え?」
私のことを睨みつけるかのような目で見てくる。
「どこって………」
「お前はもう分かってんだろ?本当は」
何もかも見透かされてるような目で私に言わないでよ。
確かにリュウトの言う通りだよ。