リュウトは掴んで手は離さず私を背中で隠し和近の前に立つ。
「てめぇらが信じてるもんと俺らが信じてるもんが違ぇだけだろうが」
リュウトは私の腕を引っ張って体育館から出ようとする。
「逃げんのかよ!!リュウト!!」
「あ?逃げねぇよ。ただ、ここじゃ互いに悪いだろうがバーカ」
「チッ」
休みで他の生徒は少ないとしても、ここは学校の体育館。
いつ先生が来るか分からない場所で暴れたりしたら警察に捕まる可能性がある。
それは黒蝶も鬼龍も避けたい。
今日のところは休戦となった。
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