「うるさい!!!!」
和近の声より夏木さんの声の方が大きい………。
「友達が危ない目に遭ってるのに邪魔しないわけにはいかないでしょうが!!」
夏木さん………。
「千夏ちゃーーーーん!!助け求めて!!大丈夫!千夏ちゃんの声も気持ちも届くから絶対!信じて!!」
“俺のこと信じて着いてきてくれたみたいにもう一回だけ”
「………けて。」
「テメェも黙りやがれ!!」
「助けて!!!!」
“誰かを信じて”
殴られそうになった瞬間、バンッ!!と大きな音がしてそちらに向けば。
夏木さんが立ってる横の出入口の扉から。