「ここ…………体育館?」
って、ことは分かった。
「はい、ご名答」
声をした方に顔を向ければ、舞台に上に座ってる和近とその仲間。
あ………やっぱり裏があったわけだ。
ここの場所も今ならはっきり分かる。
ここは通ってる高校の体育館だ。
しかも、周りにも上にもたくさん人がいる中で見知った顔がある。
て、ことは私と同じ学年で黒蝶、希美ちゃんの味方の人達が集まってることか。
しかも、動けないと思ったら両手首、両足首とも紐できつく縛られてる。
両腕とも後ろで寝転んでる状態から、動ける体制は正座のみ。
「カズくん!お待たせ!」