「ん?悪い。我慢出来なくてな。おい、次俺の女に手ぇ出したら殺すからな」
そう言って、和近は希美ちゃんの肩を抱き寄せて教室から出てった。
その時に希美ちゃんは満足げな顔してたのを見た。
「やっぱり、あの噂本当だったんだ。あの子が希美ちゃんに暴力振るってるって」
あ〜それで手ぇ出すなとかなんとか言ってたんだ。
手も何も出してないのにね。
次、本当殺されるかもね。
「千夏ちゃん!行こ!」
「え?」
夏木さんに手首を掴まれ引っ張られ。
「保健室なら私一人で」
「一人になんかさせないから!」
何言って…………。
「じゃあ、教室に戻らないと休み時間終わる」