「まだ、4歳児だぜ?凄い生意気だろ?」



「うん」



「でも、分かったんだよ。本当は弱いのはイジメてるやつの方だってな」



「………じゃあ、私、その子にも感謝ないとね!」




「そうだな!」



そうやって、彼の笑顔を見たのが最後だった。



学校でのイジメはなくなったけど、家では相変わらずでむしろ悪化。



夜、外に出てるのがお母さんにバレて毎日殴り蹴られ。


2度と外に出られないように目立つ所にも痣が出来て。



声を出せないように口にガムテープを貼られ、取られ内容に両手とも紐で縛られて見動きが出来なかった。




ようやく、外出出来たのは。


一週間後。