「あ!お兄ちゃん!!」



「おっ!チーちゃん!」



初めて会った日から私は毎日のように夜、外に出ては彼に会いに行ってた。



「イジメね!なくなったの!」



「そっか!良かったな!」



「うん!お兄ちゃんのおかげだよ!ありがとう!」



「どういたしまして!って言いたいけど、こればっかり弟に感謝だな!」



ん?



「俺の弟な、ちょうどチーちゃんと同い年なんだけど。4歳の頃幼稚園でイジメられてて」



助けを求めたりせず。



たった一言、「俺が強いから嫉妬してイジメてるだけだろ?だっせ」。



その一言でパタリとイジメがなくなったそうで。