私の返事を確認して、颯くんが説明し出す。



まぁ、ざっくりまとめると点滴入れながら様子をみていく。副作用にはその都度対応といったところだ。 



「今は痛みどんな感じ?」



「うーん、じんわり痛い。けど、朝に比べたら随分落ち着いた。」



「それはよかった。薬追加したらもっとよくなるはずだから。とはいってもすぐ退院ってわけにはいかないけどな。」



「わかってるわかってる。大人しくしてます~」



「よろしい。」



じゃあ薬の準備してくるわ~と颯くんが病室から出ていく。



これでどうこうなるわけではないが、少しでもここで仕事をさせてもらえるのなら、申し訳なさもいくらかは軽減されるはず。