「それは…頑張ってみる。」



「ふーん、できるんだ。じゃあ早速聴診しちゃおうかな。」



またもや見透かしたような颯くんの目。



わざと仕掛けてきている感じがする。



「い、いいよ。」



負けじと強がって服を少し持ち上げる。



挑まれた勝負には受けて応えなければならない。



ましてや、自分で出来るって言ったんだし…



「震えてんじゃん。」



颯くんからそんな突っ込みが入るが、ここまで来たら私も引き下がれない。