泣き腫らした顔はきっとひどい有様に違いない。



けれど、そんなことを気にする様子もなく、優しく優しく接してくれる真ちゃん。



「床に座ったままだと冷えるから、ベッドに座ろうか。おいで。」



彼の誘導に抗うことはせず、大人しく従う。



ベッドに腰掛けると、その隣に真ちゃんも腰を下ろした。



「…聞いてもいい?」



遠慮がちに覗き込んでくる彼に、そっと首を縦に動かし肯定する。