「…んなさい。本当にごめんなさい。」



涙混じりに懸命に伝えたが、話が唐突すぎて相手は混乱しているようにみえる。



「ちょっと待って…ごめんなさいって何に…?」



一旦落ち着こう?と真ちゃんが優しく背中をさすってくれる。



あぁ、私やっぱり…



真ちゃんが好きだ。



「大丈夫大丈夫、ゆっくり呼吸しよう。」



寄り添ってくれる真ちゃんに倣い、ゆっくりと呼吸を繰り返す。



私の呼吸を整える技はまるで魔法のようだった。