恵那ちゃんが退院したがっていたのはこのため…?



入院中はあんなにいい子だったのに…



約束もきっと守ってくれると思ってた…



崩れ落ちるように近くの椅子へと倒れ込む。



「あっ…!おい、大丈夫か?」



思考回路が上手く機能しない。



ハンマーで頭を殴られたような気分だ。



「…お願い、少しひとりにさせて?」



頭を抱えながらそうマッキーにお願いした。