へへっと笑うマッキーになんなの?という視線をお見舞いする。



「お~こわこわ。」



「全然思ってないじゃん。」



そんなほんわかとした雰囲気をかき消すような電話の呼び出し音が、突然医局内に鳴り響く。



「はい、循環器内科です。」



さっきのへらへらした態度はどこへやら、マッキーの顔付きが仕事モードへと切り替わっている。



「はい、はい…」



あぁ…これは急患の気配がするなぁ…



どこか他人事のように思いながら、再度コーヒーを口にする。